2016年8月28日日曜日

ダナンの海鮮料理

昨日からお腹の調子が悪い。一昨日は海鮮料理屋で夕食を食べ、昨日はバーナーヒルズという観光地に出かけたが、避暑地とはいっても結構暑いので、夏ばてかもしれない。

ということで今日は夕食まで何も食べなかったが、まず海鮮料理の報告。海岸沿いのカン・ベ・マンという店だが、僕が言っても通じない。今回はベトナム語の達人の静岡大学の新江先生と一緒なので、この店に行くことにした訳だ。
とにかく新鮮な魚介類である。今回はシャコが滅茶苦茶おいしかった。5匹で40万ドン(約18百円ぐらい)、全体で150万ドン(約7千円弱)かかった。
この店、Tripadvisorでもナンバーワンになっているが、混んでる時間に行くと、普通の日本人は入れないし、注文もできないだろうと思う。もう少し高くてものんびり食べられる店をお勧めします。
ここで魚や貝を選ぶ

店内は混み混み、外は土砂降りの雨

シャコ、これが一番高い(5匹で約2千円)

ハマグリに似た貝

鍋物は旨い

定番の海鮮チャーハン

2016年8月26日金曜日

インターネットが使えなくなって ベトナムの現金決済

朝5時に起きたらインターネットが動かない。下の階のTV画面に出ているベトナム語のメッセージ(ベトナム語)を見ていたら、どうやらデポジットの残高がなくなったようだ。テレビも見えない。これはフロントで聞いてお金の払い方を調べよう。それ以外に方策はない。
そんなことを考えながらジョッギングに出た。
ベトナムは現金決済の世界である。口座引き落としやクレジットカード決済に慣れた日本人には驚くほどだ。昨日、アパートに英語の新聞が来ていることに気付いて、フロントのランさんにこの新聞を取れるのですかと聞くと、一日1万ドン(40円)です。今月はあと6日残っているので6万ドン払ってくれれば明日から配達されますという。月極で取るにはおそらく30万ドンを払うことになるのだろう。
今日のインターネットストップも現金でまとめて払えば何かの方法で再開できるのだろう。
考えてみれば、こちらの携帯も一緒だ。僕のスマホは3ギガまでは高速で使えるが、それを超えるとまた現金で払って買った暗証番号を入れないといけない。
ベトナムの現金決済は経済全体では非効率に思えるが、よく考えるとやむを得ない方法なのかもしれない。
2003年頃にベトナムの銀行システムを研究したことがある。そのときに銀行口座を持っている人の割合が1割と聞いて驚いたことを思い出す。今はもっと高いのだろうが、その当時からの現金決済のシステムがそのまま残っているのだろう。どう考えても非能率に思えるのだが、銀行システムに対する信頼性が高まるまでは時間がかかるのかもしれない。
ただ銀行決済とは言うのは相当に粘着性がある。たとえばアメリカでは今でも小切手決済が多いのではないだろうか。昔、ニューヨークで働いたときには小切手が多様されるのに驚いた。
中国のスマホ決済普及の記事などを見ると、Backwardnessの優位ということもある訳で、ベトナムが一気に最先端にいつか移行することもありうる。

8:30

ランさんに聞いたら、インターネットはここのフロントで払えばよいという。午後には集金人がフロントに来てそれで決済するらしい。今日中には使える様になるという。まあ最悪、携帯で3ギガまで使えるし、当面はそれで乗り切れば良い。本当に面白いものだ。ベトナムに来て良かった。

16:00
ランさんに月極料金と思われる25万3千ドンを払ったら10分ほどで2時過ぎには使える様になりました。テレビも見られます。お陰で授業の準備は一段と進んだのですが、一日中机に向かっていたら疲れました。今日は静岡大学の新江先生と夕食の予定です。その前に少し散歩しておきましょう。


2016年8月25日木曜日

Multidimensional Povertyの研究論文

今日は来週の授業のなかで触れる、Multidimensional Poverty Index ("MPI")の話の準備をしていたが、ベトナムではどのような計測が行われているのかをインターネットで調べていた。
すると、MPRA(Munich Personal RePRc Archiveのなかに以下の様な論文があることを見つけた。面白いので読んでみた。

https://mpra.ub.uni-muenchen.de/64704/1/MPRA_paper_64704.pdf

MPIはHDI(Human Development Index)に対応した貧困の計測を目的とする指標だが、標準的には、1)健康、2)教育、3)生活水準、のそれぞれについて、たとえば健康であれば、1)家族の一員が栄養不足か、あるいは子供の一人が死んだか、などとそれぞれの項目に当てはまるかを見て、全体を指標化する。
それぞれの国情にあった形で修正をして、それぞれの国の政策立案に役立てることが目的である。

ベトナムについては、Ha Le, Cuong Nguyen and Tung Phungの連名で2014年12月10日に発表されている。

結論から言うと、多数民族のキン族に比べて少数民族に、また都市部よりも農村に貧困が多い。そして地域別では、北部高地、中央沿岸、そしてメコンに貧困が多いと言うことになる。とても興味があるのは、その統計資料のソースと、それぞれの貧困の測定項目である。

この論文はもう少しよく読んでみたい。

2016年8月24日水曜日

Big Cでの買い物

ダナンには大きなスーパーが幾つかありますが、一番品数が豊富なのは「BIG C」でしょう。今日は明日の授業や来週の授業の準備に追われていたのですが、お昼前に行ってみました。
果物売り場には熱帯圏ならの果物があります。ドリアン、まだ自分で買う勇気はありません。ドリアンを本当においしいと思ったこともあまりないので買う気にはなかなかなれません。

 BIG C訪問の今日の成果は、乾燥椎茸を見つけたこと。カレーを探しましたが、この大きなスーパーにもレトルトは一つもない。カレー粉が3つほどあるだけです。やはりベトナムの人はカレーが嫌いなのか?

絶品の鳥焼きめし
 
 BIG Cの裏にある大きな百貨店を初めて覗いてみました。ここは国際的なブランド物ばかりが並んでいて、価格は完全に国際価格。とても買う気になれません。お腹が減っていたので、四階のフードコートに行ってみました。ここでは鳥料理の専門店の焼きめしと焼きそば?を頼んでみました。飲み物込みで二人で13万ドン(550円)。ところがここは驚くほどおいしい!
これまで食べたベトナム料理で一番おいしいのではないかと思うほど。これから何回か来てみようと言うことになりました。



コン市場



そのあと、BIG Cから直ぐの「コン市場」に行きました。ここはダナン最大の市場といってよいでしょう。昔からのスタイルで物を売っています。市場のなかはなかなか歩けないほど、商品が積み上げられています。ここで家内は本棚に貼る可愛いパターンの紙を買っていました。20枚で4万ドン(約180円ぐらい)。バオニューティエン(いくらですか?)というベトナム語が役に立ちますが、数字を言われるとなかなか分かりません。特にダナンの発音はだいぶハノイと違うようで、数字が分かりにくいのです。
バナナのお店の前で
今度はマンゴスティンを買いました。5個で3万ドン。バナナの売り場に行って、どっさり買いました。全部で13本ついていて、値段は2万5千ドン(110円)、バナナの好きな私にはなんとも嬉しい限り。ただ例によって、おばさんの言う数字が分からず、周りの店の人も集まって助けてくれました。皆で大笑いしてとても楽しかったです。

これで110円!見かけは青いがもう熟している。とても甘い。

ダナンでカレールー探し

昨日の午後は、国際金融の講義が終わりホッとしていた。何とか来週の講義の資料もまとめて送り、夕方から川岸を約40分ほど駆けてきた。

夕食後、家内とYen Bai 通りにある、Joly Marktへ出かけてみた。カレーのルーがあるか、確認したかったのだが、結局見つからず。そのあとまた歩いて帰ってきて、今度はVina Marktで探したが、カレー粉が4種類ほど見つかっただけ。カレーのレトルトもない。ベトナムの人はカレーがあまり好きではないのだろうか。今度グエン先生に聞いてみよう。意外である。

カレー探しを諦めて、Azuraの一階にある A Marktで見たら、レトルトカレーもカレールーもあった。灯台もと暗しだ。カレールーは業務用で相当に大きい。いざとなったらここで買えば良いわけだ。

朝、同じくAzuraの一階にある、Molly’s Cafeでベトナム風のブラックコーヒーを飲む。濃厚なコーヒーだ。ベトナムの人はこの濃いコーヒーが大好きだ。何も言わないとここでは氷が入ったアイスコーヒーで出てくる。熱いコーヒーがよいときは、Cafe den nongという。これで熱いコーヒーが出てくる。

Mollly's Cafeという名前はどこかで聞いたような名前だ。京都にはHolly's Cafeというのがあるし、アメリカのTally's Cafeが元祖だろうか?

昨夕は10時頃に激しい雨が降っていた。今朝も小雨がパラつくなかを5キロほどジョッギングをしたのだが、所々に水たまりが出来ていた。気温は25度ぐらいまで下がったのではないだろうか。気持ちよくジョッギングしたのだが、やはり汗はびっしょりかく。京都でこの気温ではさして汗を感じなかった。やはり湿度が高いのだろうか。

2016年8月23日火曜日

私の好きなホテル

これまで仕事でベトナムには何十回となく来ている。高いホテルも安いホテルも泊まったが、ハノイとダナンでは以下のホテルが好きだ。いずれも日本的な基準では高いホテルではないが、居心地が良く、好きなホテルである。

ハノイ ダンリーホテル 値段は日本のビジネスホテルより少し安い程度だが、清潔で朝飯がよい。

https://www.agoda.com/danly-hotel/hotel/hanoi-vn.html

ダナン Dai A ホテル 値段はきわめてリーズナブルだと思う。日本人の滞在も多く、ご主人の奥さんが日本語を話せる。朝飯は簡単だが、僕はフォーが好きだ。部屋は清潔。

https://www.agoda.com/dai-a-hotel/hotel/da-nang-vn.html


ベトナムの講義時間は長い

この一週間、授業の準備に追われています。国際金融、開発経済学、そして家内の日本文化講義と週に3回の講義があり、それぞれの講義が2時間半の時間があります。2時間半の講義はあまりに長いので、あいだで10分から15分の休みをとりますが、日本の講義の倍ぐらいの負担感があります。この1時間近い時間をどう有効に使うか、考えています。
ベトナムの朝の講義はとても早く始まります。国際金融の講義は朝7時から9時40分まで。朝方の小生には楽ですが、夜型の人はとても無理ですね。
講義自体はとても楽しいですが、終わったあと、アパートに帰り、しばらく寝てしまいます。

エースコックのがんばり

ダナンのスーパーマーケットに行くとインスタントラーメンがたくさん売られている。買い物かごにいっぱい買っていく人も多い。そのなかでエースコックのラーメンが大健闘している。本では読んでいたが、これほどとは思わなかった。売り場の半分はエースコックである。マーケットシェアも50%はあると読んだ記憶がある。
左がHAO!HAO!
エースコックのマークが目立つ!
特にHAO!HAO!いう商品がよく売れているようだ。色々な種類のHAO!HAO!があるので、今はいろいろと試してみている。

2016年8月19日金曜日

ズン君の来訪と海鮮料理

ハノイの友人のズン君が来てくれた。先月に日本であったばかりだが、14年来の友人でもあり、気が楽だ。
お土産に月餅、グリーンライス、プラムを持ってきてくれた。これはハノイの近くの村の特産品とのこと。蓮とクワイ(?)の葉に包まれている。蒸してあるので、冷凍しても大丈夫という。昔彼とハノイで仕事をしていたとき、これを食べた記憶がある。



そのあと海岸沿いのTom Titという海鮮料理店で夕食を取る。生け簀で好きなエビ、貝、魚から選ぶ。いためた朝顔の茎や海鮮焼きめしも大変においしい。お客さんはほとんどベトナム人だった。
まずは好きな魚介を選び注文
朝顔の茎
エビはあまりに熱くサーブされたので剥いてもらった。
海鮮焼きめし
このお店はお勧めだ。

2016年8月18日木曜日

朝起きると道路が濡れている

朝起きると道路が濡れていました。今朝の空は雲が厚く、夜の間に軽い雨が降ったようです。
いつものように5時半過ぎからランニングのためにアパートを出て、ハン川ぞいにロン橋(ドラゴンの橋)、そして対岸を走り、ソンハン橋を渡ってアパートに帰ります。雨上がりのせいか、いつもより気温が低く、ホッとします。そうは言っても走るうちに汗が出てきます。4月に来たときは走っている人の姿をよく見たのですが、8月は走っている人の姿も少ないように思います。ロン橋の両岸ではエアロビクスに興じる人たちが大きな音量で踊っています。
ダナンでは7時を境に散歩や体操をする人はいなくなってしまいます。一つは暑すぎるせいでしょう。
アパートからの一週コースで約3.7キロぐらいかなと思います。正確な距離はEPSONのランニングウオッチを使って計りたいのですが、充電器が別送荷物のなかでまだ出来ません。
最初は足が重いのですが、3キロを過ぎた頃から調子が出て足も軽くなります。いずれ日本に帰ったときには、年に一度くらいはフルマラソンを走りたいので、がんばります。

ベトナム語の辞書を買いました

写真の日越・越日辞典を買いました。インドシナモールのすぐ側にある本屋で色々な本を探していたら、日越の辞書がたくさんあったので、いろいろと比べてこれにしました。

使ってみると僕のような初心者には具合が良いです。

1)字が大きい。年寄りにはありがたい。
2)語数は多くないが引きやすい
3)値段は18万ドン(日本円で800円ぐらいか)

ベトナム語は2002年頃に一生懸命勉強したときがありました。結局、全然ものにならなかったのですが、当時、辞書がほとんどなく、しかも高いので驚いたことがあります。

この辞書は安いが今のところ使いやすいです。

2016年8月16日火曜日

ダナンでプリンターを購入

大学での授業や研究にはどうしてもプリンターが欠かせません。ダナン大学では研究室を貰えて、プリンターやコピー機も使えるとのことですが、我が家でも使えないと不便です。

日本からはレーザープリンターは持ってこられないので、ダナンの秋葉原のような場所に連れて行ってもらい、プリンターとWIFIの中継器を買ってきました。
Phi Long Electronics and Computerという会社で、Ham Nghi通りにあります。ダナンで一番大きなPC等の専門店とのこと。

プリンターはCanonのLPB6230という機械です。WIFI機能はありませんが、Etherネットは対応しています。これを中継器につなぐと実際にはWIFIと同じ機能があります。

日本では、ヨドバシカメラの通販では13,050円で、しかも10%のポイントが付くので、実質は11,745円。こちらの値段は3,990,000ドンで、US$1=23000ドンで換算すると、173米ドル(約17000円)ぐらいです。高いですが、このような製品には関税が掛かっているので、これはしょうがありません。

ということで買ってきました。今週末か、来週の初めにはエアーの荷物も届くので、ようやく形が付きそうです。

ダナンに到着しました

先週の金曜日、ダナンに到着しました。ハノイのノイバイ空港で乗り換えますが、空港で別送の引越荷物の手続きが必要です。日本通運の営業の方から聞いていた通りの手続きをして別送荷物の手続きも無事完了。税関の印を教えて貰いました。これで別送荷物が無事受け取れそうなので、ホッと一息。

この歳になると一日に多くのことが出来ません。今日やらねばならない一番大事なことはと朝考えて、まずはそのことだけは間違いなくやる。これしかないと思います。いくつものことをやろうとすると、途中で疲れてしまい、結局は事故につながりかねません。

空港では大学の国際部門の責任者の方が来られて、アパートまで送って貰いました。

アパートの窓からの朝の景色は素晴らしいです。ダナンの南の方角の景色ですが、左の奥に五行山(英文:Marble Mountain、ベトナム語: Ngũ Hành Sơn)を見ることができます。右の山の奥にミーソン遺跡があるのだと思います。

2016年8月8日月曜日

ついにビザをもらいました

5月から色々な準備をし書類を送りなどなどしていたビザがようやく本日おりました。いやいや大変でした。
なにしろほぼボランティアのような仕事なのでビザの費用も自前。今日の料金は、二人で43000円というのは相当のものですね。

金曜日にダナン大学からビザが下りたので、大阪の領事館に行くように指示がありました。参考のために書いておくと、ダナンの移民局から領事館にファクシミリで連絡が行っているようですが、自分でもダナン大学から送ってきたビザ発給の写しを持って行きました。これがあると話が早いです。それから4センチX3センチの写真を1枚とパスポート、そして料金です。これらを持って行き、窓口で貰った書類を埋めて提出します。

窓口のベトナム人の女性も3回目です。彼女は英語と日本語混じりで話してくれます。大変に親切で、最後にニコッと笑ってくれたのが嬉しかったです。

さてその後、大阪の郵船トラベルで飛行機の予約と保険の手続きをしました。これでいよいよ出発です。

2016年8月6日土曜日

アップルがダナンに拠点を計画

以下の記事が日本経済新聞にあった。ダナンに1000億円をかけて、データセンター、開発拠点などを整備するという。ダナンの発展を一層促すことになりそうだ。
日本経済新聞の記事
ダナンはIT(情報技術)都市を目指しており、発展の追い風となりそうだ。
 アップルは昨年10月、ベトナム法人を設立した。数年内に同国にデータセンターなどを整備する意向を示していたが、ハノイかホーチミン市とみられていた。ダナンはベトナム第3の都市で、IT人材が多いうえ、人件費はハノイなどに比べて2~3割安い。
 市人民委員会もIT誘致に熱心で、税制優遇などの利点を与えている。越IT最大手FPTのほか、日立製作所、マイクロソフトなども進出している。

ビザがおりたとの連絡あり

  ダナン大学から労働許可に基づく滞在ビザが移民局で認められた、堺にあるベトナム領事館に行けばそこで発給される、ビザ手数料とパスポートを持って行ってくださいとの連絡が入った。えらく簡単そうだが、そこはそれ、多少懐疑的でいた方が良さそうだ。
 京都からは一日仕事だけれども、月曜日の朝一番で行ってみよう。Work PermitとVisaの写しも持って行こう。領事館の受付の人はこれまでも非常に好意的だったからあまり問題はないだろうと思うが、とにかく早めに行ってみるのがよい。齟齬があった場合のことも考えて、ビザがもらえた段階で飛行機を予約しよう。
 まあそれでもここまで大変だったので、家内とビールで乾杯!