2016年8月25日木曜日

Multidimensional Povertyの研究論文

今日は来週の授業のなかで触れる、Multidimensional Poverty Index ("MPI")の話の準備をしていたが、ベトナムではどのような計測が行われているのかをインターネットで調べていた。
すると、MPRA(Munich Personal RePRc Archiveのなかに以下の様な論文があることを見つけた。面白いので読んでみた。

https://mpra.ub.uni-muenchen.de/64704/1/MPRA_paper_64704.pdf

MPIはHDI(Human Development Index)に対応した貧困の計測を目的とする指標だが、標準的には、1)健康、2)教育、3)生活水準、のそれぞれについて、たとえば健康であれば、1)家族の一員が栄養不足か、あるいは子供の一人が死んだか、などとそれぞれの項目に当てはまるかを見て、全体を指標化する。
それぞれの国情にあった形で修正をして、それぞれの国の政策立案に役立てることが目的である。

ベトナムについては、Ha Le, Cuong Nguyen and Tung Phungの連名で2014年12月10日に発表されている。

結論から言うと、多数民族のキン族に比べて少数民族に、また都市部よりも農村に貧困が多い。そして地域別では、北部高地、中央沿岸、そしてメコンに貧困が多いと言うことになる。とても興味があるのは、その統計資料のソースと、それぞれの貧困の測定項目である。

この論文はもう少しよく読んでみたい。

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