2017年5月3日水曜日

フエ旅行 その(2)皇帝稜を訪ねて

 二日目の朝、早めに起きて散歩しているとM先生と路上で会う。早速、バードウオッチングをされている。今回泊まったのは、Perfume River沿いにあるフォンザンホテル&スパ(Huong Giang Hotel Resort & Spa)である。部屋からはフォン川(英語名Perfume River)の眺めが素晴らしい。実は昔、このホテルの隣のホテルに泊まったのだが、このホテルの方が良かったという記憶があり、今回はこちらに泊まった。期待を裏切らない良さがあった。朝食も素晴らしい。
(ここから先のお寺や皇帝稜の説明はフエ観光局のウェブサイトが素晴らしいので、そちらを参照するようお願いします。)
フエ観光局のウェブサイト
 今日の旅はティエンムー寺から始める。これはフォン川に面した斜面に立つ由緒ある寺だ。階段を上ると正面に八角七層の塔がある。その後、本堂なども訪れる。塔の左に伸びるテラスからのフォン川の眺めは絶景と思うが、意外にこちらは空いている。奥の深い寺院であり、ゆっくりと境内を歩く。
 次はミンマン帝稜である。これは大変に立派な御陵である。ミンマン帝は大変に力のあった皇帝であり、御陵も立派な物である。
ミンマン帝稜
昼前にティエウティ帝稜に立ち寄ったが、ミンマン帝稜とかなり異なり、あまり手が入っていない。帝稜のとなりの丘に寺院があり、位牌が置かれている。
 昼はピルグリミッジ・ビレッジというレストランに立ち寄る。大変に整備されたベトナム離れをしたレストランである。ホテルに付随したレストランでここは別世界である。ここの料理もすばらしかった。
ビレッジでの昼食
カイディン帝稜
午後の一番はカイディン帝稜である。ロココ調の装飾のある建造物であり、急な斜面に建設されている。
民族音楽
今日、最後に訪れたのはトゥドゥック帝稜。ここは弓形をした大きな池にそって御陵が広がるスタイルのところで他の御陵とはかなり異なる。たまたま入ると地方の民謡を美しいアオザイを着た女性たちが演奏している。M先生と家内に続いて池の縁に造られたアズマヤに入る。美しい景色を楽しみながらしばしベトナム音楽に魅せられる。
トゥドゥック帝廟前の湖
 ベトナム音楽のあと、御陵に上る。これまでの御陵は建物のなかにお棺があったが、この御陵は石の壁に取り囲まれた大理石づくりの屋根のない空間にお棺が置かれている。
道ばたの線香店にて
トゥドゥック帝廟を訪れたあと、道ばたに綺麗な赤い色の竹細工のような物を売っている。気になったので車を停めて貰うと線香を売っているのだと分かる。綺麗に飾ってあるのはこれから線香とするための赤く染めた竹ひごだった。ここで自分でも線香造りを試み、また線香も買ってみた。
 夕飯は疲れたのでホテルで夕食をとる。ベトナム料理だが、これもおいしかった。

2017年5月2日火曜日

フエ旅行 その1 王宮を訪ねる

「フエ旅行」
 旧知のM先生、家内と2泊3日のフエ旅行に出かけた。簡単な記録を取っておこう。なお王宮の建物はこの十数年間に大変な努力で復元されている。詳しい記事は、ものづくり大学の白井裕泰研究室のページ、フエ観光局のウェブサイトに詳しいので参照下さい。

3月10日
 朝、8時40分に頼んでおいた車がくる。Quyさんという運転手でとても良い運転手である。運転は確かである。料金は3日で470万ドンで、チップは50万ドン。
 10時にブリリアントホテルに迎えに行く。M先生とはしばらく振りだが、とてもお元気そうだった。フエまでは約2時間、話を楽しんでいて、景色を見ている暇もない。お目当てのファン・バオ・チャオの記念館が見つからず、ル・バン・ダン美術館にファン・バオ・チャオが幽閉されていたという了解になったのだが、よく分からない。
ブン・ボー・フェ
昼飯にブン・ボー・フエを食べる。これはフエの名物料理だが、意外に淡泊である。観光客には有名な店らしいが、ダナンのマダムランで食べる方が旨い。
午門の前で
それから王宮に行く。王宮で3つの御陵の共通券も買って一人36万ドン。これでフエを代表する4つの施設が見える訳だ。
 Flag Towerを見つつ狭い門を抜けて堀を渡ると左に王宮の門である午門が見える。これをくぐり、太和殿に。これが王宮の正殿ということだ。この建物の前で伝統音楽の楽団が演奏をしている。多くの観光客が暑い日向にかかわらず立ったまま聞いている。
 太和殿のなかに入る。内部は美しい。家内ができれば伝統音楽の演奏を聞きたいというので、閲是堂に向かう。運が良ければ聞ける筈だ。ありがたいことに、先ほど太和殿の前で演奏していた楽団がやってきた。
 これから楽団の演奏が始まるというので、あわてて入る。一人10万ドンぐらいだったろうか。空いていたので最前列に座り、伝統音楽と踊りを見るが、十分に楽しむ。演奏だけでなく、演舞がある。獅子舞、モダンダンス、明かりを持ってのパフォーマンスと素晴らしい物だった。
古文書(戸籍)
回廊を巡るとグエン王朝の記録文書が展示されている。すべて美しい漢字で書かれている。税金の書類なども多くあり、また戸籍調査、科挙試験の合格証などもある。
広い回廊内
10年前に来たことがあるのだが、多くの建物の復旧が進んでいる。当時は回廊も復旧を始めていたところであるが、今ではぐるりと修復されており、感激する。
顕臨閣
最後は歴代の皇帝の鼎(3本の脚の入れ物)が置かれている世廟。
世廟
そのあと、北に向かって上がると大きな広場にでるが、鳥の鳴き声がたくさん聞こえて見通しもよいので、M先生が探鳥する。よい鳴き声の鳥が大きな木の上におり、長く観察する。
 夕飯はホテルの周りの町を散歩し、すこし入った店で。ベトナム料理であるが、うまかった。明日は皇帝稜を見学する。







2017年5月1日月曜日

ダナンの花(7)ゴールデン・トランペット

福禄園には数多く見る花です。門扉の脇に上から垂れて、美しい黄色い花を咲かせています。


ミーケビーチの地引き網


疲れが残っており、今朝のジョッギングは結構厳しかったが、ミーケビーチまでのんびりと走っていった。砂浜では地引き網をしている。毎朝、このビーチに来ると北側の1キロぐらいの間に3つほどの地引き網をやっている。今日は休日なので観光客も多く、地引き網の場所には多くの観光客が集まっている。地引き網は概ね10人ほどの人が引いており、引き初めてから上がるまでに30分以上はかかるだろう。実際に取れる魚はほとんど雑魚である。こんな雑魚を捕っていて商売になるのだろうかと心配だが、まあ人件費は安いのだろう。地引き網は朝だけではない。午後3時頃にもやっている。
 地引き網の先には細かな漁網でできた袋が付いており、ここに獲物が集まる。ところが一緒にホテイアオイやクラゲも引っかかって邪魔になる。そこで男一人が地引き網の先端でゴミを払いホテイアオイを取りながら岸に向かって引いていく。
 ホテイアオイは日本では冬に枯れるけれども、この国では冬でも枯れない。ホイアンなどに出かけるときに農村の池にはホテイアオイが広範に自生している。ハン川などでは雨が沢山降ると上流からホテイアオイが沢山流されてくる。それが地引き網にかかる訳だ。
 ミーケビーチの浜辺と海岸道路の間には大きなヒルガオのようなツル植物が沢山生えている。青い昼顔のような花を一年中咲いている。どうもグンバイヒルガオという植物のようだ。

浜辺にはカニが沢山住んでおり、直径2センチメートルの穴に隠れている。朝早く浜辺を歩くとこのカニが沢山走っている。穴の周りには、カニの歩いたあとが細かな線で残されている。カニは横を向いて歩くが、そのスピードはきわめて速い。追っかけるとあっという間に穴に走り込み隠れてしまう。
 

2017年4月23日日曜日

ダナン最大の市場、ダオ・モイ・ホア・クロン市場 (Cho Dau Moi Hoa Curong)


 昨日はダナン最大の伝統的な市場、ダオモイ・ホアクロン市場で買い物をしてきました。ここは卸売りと小売が渾然一体となっています。
ダナンの中心街からはバスで25分、タクシーなら15分ぐらいの距離でしょう。Danabusなら5千ドン(25円)。我々は乗っていませんが、タクシーでは15万ドンぐらいだろうと思います。
都心からは7番と8番のバスが行きますので車掌に市場の名前を言えば下ろしてくれます。
この市場は観光案内には絶対に出ていません。我々もたまたま見つけたのですが、その大きさに圧倒されました。よく観光案内に出ているハン市場の10倍ぐらいはありそうです。
市場は巨大な体育館のような屋内とテントを張った屋外に分かれています。野菜や果物の小売は屋外が多く、魚や肉は屋内、また卸売りも屋内にあります。

 左の写真は屋外の野菜売り場です。こういうテントが延々と続いています。
上の2枚の写真は屋内です。写真からは大きさがよく分かるだろうと思います。数が多いだけにお店も分化しており、それぞれに特色のあるものを売っています。左の写真は豆屋さんです。さまざまな豆を売っているのが分かると思います。
家内はこの豆で家に帰ってからお汁粉を作ってくれました。とてもおいしかったです。
右は家内がナスを選んでいるところ。

カボチャや芋の専業売り場もありますし、  圧巻は野菜の卸売りです。
右はジャガイモなどの卸の売り場。
最後にうどん売り場でうどんを買いました。これはとてもおいしかったので、別途ご報告します。




2017年4月15日土曜日

ダナンの花(6)シクンシ

ダナンには色々な花があるので、名前の分からない花も沢山あります。これも名前の分からない花の一つ。

日本のウツギと雰囲気は似ていますが、色が紅色と白色で鮮やかです。家の壁際から垂れるように咲いています。

(追伸:名前が分かりました。シクンシというのだそうです。バンコックなど、東南アジアには沢山あるそうです。)

タイと日本の花写真図鑑に紹介されています。

2017年4月12日水曜日

ダナンの花 (5)デュランタ


デュランタという花のようです。美しい花を沢山付けていました。2017/04/06に撮影しました。