地引き網の先には細かな漁網でできた袋が付いており、ここに獲物が集まる。ところが一緒にホテイアオイやクラゲも引っかかって邪魔になる。そこで男一人が地引き網の先端でゴミを払いホテイアオイを取りながら岸に向かって引いていく。
ホテイアオイは日本では冬に枯れるけれども、この国では冬でも枯れない。ホイアンなどに出かけるときに農村の池にはホテイアオイが広範に自生している。ハン川などでは雨が沢山降ると上流からホテイアオイが沢山流されてくる。それが地引き網にかかる訳だ。
ミーケビーチの浜辺と海岸道路の間には大きなヒルガオのようなツル植物が沢山生えている。青い昼顔のような花を一年中咲いている。どうもグンバイヒルガオという植物のようだ。
浜辺にはカニが沢山住んでおり、直径2センチメートルの穴に隠れている。朝早く浜辺を歩くとこのカニが沢山走っている。穴の周りには、カニの歩いたあとが細かな線で残されている。カニは横を向いて歩くが、そのスピードはきわめて速い。追っかけるとあっという間に穴に走り込み隠れてしまう。
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