「フエ旅行」
旧知のM先生、家内と2泊3日のフエ旅行に出かけた。簡単な記録を取っておこう。なお王宮の建物はこの十数年間に大変な努力で復元されている。詳しい記事は、ものづくり大学の
白井裕泰研究室のページ、
フエ観光局のウェブサイトに詳しいので参照下さい。
3月10日
朝、8時40分に頼んでおいた車がくる。Quyさんという運転手でとても良い運転手である。運転は確かである。料金は3日で470万ドンで、チップは50万ドン。
10時にブリリアントホテルに迎えに行く。M先生とはしばらく振りだが、とてもお元気そうだった。フエまでは約2時間、話を楽しんでいて、景色を見ている暇もない。お目当てのファン・バオ・チャオの記念館が見つからず、ル・バン・ダン美術館にファン・バオ・チャオが幽閉されていたという了解になったのだが、よく分からない。
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ブン・ボー・フェ |
昼飯にブン・ボー・フエを食べる。これはフエの名物料理だが、意外に淡泊である。観光客には有名な店らしいが、ダナンのマダムランで食べる方が旨い。
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午門の前で |
それから王宮に行く。王宮で3つの御陵の共通券も買って一人36万ドン。これでフエを代表する4つの施設が見える訳だ。
Flag Towerを見つつ狭い門を抜けて堀を渡ると左に王宮の門である午門が見える。これをくぐり、太和殿に。これが王宮の正殿ということだ。この建物の前で伝統音楽の楽団が演奏をしている。多くの観光客が暑い日向にかかわらず立ったまま聞いている。
太和殿のなかに入る。内部は美しい。家内ができれば伝統音楽の演奏を聞きたいというので、閲是堂に向かう。運が良ければ聞ける筈だ。ありがたいことに、先ほど太和殿の前で演奏していた楽団がやってきた。
これから楽団の演奏が始まるというので、あわてて入る。一人10万ドンぐらいだったろうか。空いていたので最前列に座り、伝統音楽と踊りを見るが、十分に楽しむ。演奏だけでなく、演舞がある。獅子舞、モダンダンス、明かりを持ってのパフォーマンスと素晴らしい物だった。
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古文書(戸籍) |
回廊を巡るとグエン王朝の記録文書が展示されている。すべて美しい漢字で書かれている。税金の書類なども多くあり、また戸籍調査、科挙試験の合格証などもある。
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広い回廊内 |
10年前に来たことがあるのだが、多くの建物の復旧が進んでいる。当時は回廊も復旧を始めていたところであるが、今ではぐるりと修復されており、感激する。
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顕臨閣 |
最後は歴代の皇帝の鼎(3本の脚の入れ物)が置かれている世廟。
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世廟 |
そのあと、北に向かって上がると大きな広場にでるが、鳥の鳴き声がたくさん聞こえて見通しもよいので、M先生が探鳥する。よい鳴き声の鳥が大きな木の上におり、長く観察する。
夕飯はホテルの周りの町を散歩し、すこし入った店で。ベトナム料理であるが、うまかった。明日は皇帝稜を見学する。
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