6月6日
1.タイ族の村を訪ねる
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美しい装飾のある伝統建築 |
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今朝は少数民族であるタイ族の村を訪れることだ。先日、先勝記念館の説明をしてくれた軍隊の女性が好意で村に連れて行ってくれることになった。ディエンビエンフーから1時間ほどの距離。深い山のなかに入っていく。途中は例によってまるで日本の田園風景のような景色が広がる。そして谷間に入っていく。谷を15分ほど上ったところに村がある。タイ族の伝統的な建築の1階が吹き抜け、あるいは風のとおる竹の壁になった建物が並んでいる。
村長さんの奥さんと思しき女性が出てきて挨拶をしてくれる。
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機織りの女性 |
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建物の1階には機織り機が置かれている。ここで女性が伝統的な機を織っている。タイ族のパターンは菱形の模様が特色である。たくさんの織物がビニール袋に入っており、見せてくれる。
大変に美しい色彩の織物だ。自然の素材を使った立派なものは150万ドン、化繊を染めて作ったものは100万ドンである。これ一枚を仕上げるのに一人で1ヶ月ぐらいは掛かるのだろう。そう思うと貴重な織物である。
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これを買いました |
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村の人と記念撮影 |
家内は入念に見て2枚の織物を買った。もともとは、タイ族の女性の頭に巻く布である。タイ族の女性は大きな髷を頭の上に結っている。これを覆い隠すように布を巻くのである。幅が30センチメートルぐらいで長さが1メートル20センチの布である。家内に言わせるとこれはテーブルクロスとして装飾的に使えるという。なるほどと思う。ここでの値段は決して安くはない。ハノイの街で買うのと変わらないが、ここで買うことに意義がある。私は値引き交渉はしないのが信条である。
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川魚を割いて中に詰め物をし、焼いている |
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村長さんの家の庭も見せてもらった。立派な庭である。庭では大きな豚を飼っている。またガチョウも放し飼いにしている。さらに庭には大きなマンゴーの木があり、実が落ちてくるのを拾っている。
村の多くの家で機織りをしている。多くの家に機織り機が置かれている。
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巨大なマンゴーの木、実が一杯 |
村を見終わって村の出口で運転手が村で作った魚籠(びく)をくれた。昨日、彼にあげた僅かのチップのお礼のようだ。とても綺麗な形をした魚籠である。
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川岸の巨石 |
2.リゾートを訪れる
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今回の訪問の最後の場所として、空港のそばに出来た新しいリゾートを見に行った。高大なリゾートパークのなかに沢山の木造建築が立っており、一回の吹き抜けに巨木から作ったテーブルがたくさん並んでいる。一つ一つのテーブルは6メートルX3メートルぐらいの大きさあり、樹齢が700年ぐらいのものもある。巨大な木である。
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ズン君はこのリゾートが気に入らないようだ。エコを売り物にしながら、なぜこんな巨木を切らねばならないのかという、もっともな意見である。ガンさんはここも宿泊の候補に入れていたが、あまり評判が良くないので止めたという。何となく同感である。
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ここから空港に出てハノイ行きの飛行機に乗る。ディエンビエンフーの4日間はこれで終わった。本当に素晴らしい4日間だった。
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