2018年8月2日木曜日

ラオス ルアンプラバン(1)

(5月29日の日記です。遡って掲載していきます)
 昨日からラオスのルアンプラバンに来ている。昨日の2時頃にホテルに到着した。ダナンよりはだいぶ気温が低い。曇天で時に雨がぱらつくような天気だったこともある。ルアンプラバンは元々はラオスの首都だった街で、歴史的な遺産にも富むようだ。世界文化遺産に登録されている。市内にはたくさんの寺院があり、今朝も寺院の外の道路では青空教室を開いていた。
 昨日は少しメコン河沿いをを歩いていると植物園の事務所があり、人が見に行かないかと説明をしてくれる。この時間から行けるのかと思ったが、4時の船で行って5時半の船で帰れるとのこと。船は片道15分とのことで1時間向こうで時間を過ごせる。船と入場料、それにお茶付きで一人25ドル、ラオスのキップで20万キップである。植物園の入園料としては破格に高い。しかし植物園はぜひ見てみたい。
 ということで街を30分ほど歩いて再び植物園の事務所に行き、そこから船に乗った。とても船着き場とも言えないような乗り場で、泥の上から船に向かってジャンプする。
 メコン河は誠に大きな河である。今は乾期で水量も少ない、多いときはさらに10メートル以上も水位が上昇するとのことだった。それでも河は悠然と流れている。しかも近くで見ると大変に流れも速い。遠くには石灰岩の作る独特の形をした山々が見える。
 植物園はメコン河を15分ほど下ったところにある。入り口は小さな船着き場であり、そこからかなりの傾斜の階段を上る。植物園の建物は伝統様式の建物を模した瀟洒な建物群である。簡単な説明のあと、自由に園内を巡れる。
 事務所の前に巨大なマンゴーの木があった。こんなに大きなマンゴーの木は見たことがない。しかもたくさんの果実を付けている。係りの人に聞くと100年は経っているとのこと。マンゴーの大きな柱の建物をダナンで見たが、なるほどこれぐらい大きな木ならあの柱を取ることもできたろう。
 植物園を回る順路を巡り始めた。メコン河を見渡せるすばらしい風景の展開する道だが、アップダウンがかなり厳しい。15分ほど歩いてギブアップした。我々は健脚だが、この道はかなりきつい。気温も湿度もかなり高いので無理をすると明日以降の日程にも差し支える。ということで園内のカフェに戻り、お茶の試飲させてもらうことにした。
 カフェは大きな椰子の葉を葺いた建物で、中は風がとおり涼しい。ホッとしたところでお茶がサーブされた。一人に3杯ずつの小さなお茶が出てくる。それぞれハイビスカス、マルメロ、レモングラスの冷茶である。とてもおいしい。マルメロとレモングラスがすばらしい味でこの二つを買った。一袋3万キップ(約400円)である。もう少し飲みたいと思ったので、もう少しくださいというと大きなグラスに並々と出してくれた。これはサービスで無料である。
 5時半の最終の船の乗客は我々だけだった。
 夕飯はManda de Laoで豚のあばらとアヒル肉の照り焼きを食べた。うまいが前菜を含めての値段は一人5千円を越えたので、かなり高いと感じる。





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