2016年11月6日日曜日

ベトナムの電気・水道料金

(ベトナムの電気・水道料金)
 今日は世銀のレポートを見ていた。これはベトナムの都市化をテーマにしている。
Vietnam Urbanization Review - Technical Assistance Report 2011

 その中で様々な面白い情報があるが、都市化に必要な電気の話しも面白い。今日はこのなかでも電気代のことを書いてみよう。電気代が安いなと思ったことがある。毎月の電気代の請求書である。我が家は150平米もある。熱帯の暑さの中だし、クーラーは一日中、夜もかけている。それで9月月間の使用料は4,143,515ドン(約18千円)である。1,849KWであった。KW当たりの料金は,2,235ドン(ほぼ10円)である。日本の料金は24円(価格ドットコムによる)のでほぼ4分の1だ。もし日本で同じだけ使っていたら、おそらく7万円になっていただろう。
 水代に至っては、月間で9万ドン(400円)である。これはアパート全体の使用料を戸数分で割っているようなので、単価は分からないが、ほとんどタダに見える。世銀の資料では、立方メートル当たり単価はベトナムでも都市によって違うが、約20セントぐらいのようだ。それにすると我が家は20立方メートル使ったことになる。日本であれば4000円になり(ienokoto.topによる単価)、当地の10倍ということか。
 ただ誤解して欲しくないのは、私は安ければ良いと考えているわけではない。むしろ安いことは心配である。ベトナムでは電気や水道の普及率が急速に上昇しており、これはとてもよいことである。しかし電気は月に一度ぐらいは停電がある。実際に十分なコストをカバーしているのか、特に水道などを見ていると不安がある。
 ダナンの水道については取水を南部に隣接しているカンナム省のソンカイ川からほとんどの水を取水しているが、最近、ソンカイ川の沿岸に製鉄所を移転するという計画をカンナム省がたてており、その実現を巡って論争が起きているようだ。私がいる間には出来ないだろうが、心配である。
 世銀のレポートでは、都市基盤の一つとしてダナンの都市交通の問題が取り上げられている。これは大変に面白い。内容はいずれ紹介していきたい。

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