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12年前のタントアン橋のスケッチ |
9時にタクシーがやってくる。ここからまずタントアン橋に向かう。車で30分近くかかる。この橋には2006年に一人で訪れて絵を描いた。いなかの広々とした田園のなかにあった記憶がある。着いてみるとやはり田園のなかだが、ずい
ぶんと周りの木が大きくなって橋の全体を眺めにくくなったようだ。
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現在のタントアン橋 |
すぐそばには小さな博物間も出来ていた。雨のなかであるし、足下も悪かったが、やはり懐かしい。いちど描いた場所は忘れられない。苦労した橋のしたの気組みの描き方なども思い出された。前回の絵と、今回の写真をここに載せておく。周りの木が大きくなっていることが分かるだろう。この前はここでのんびりと座ってスケッチをしたので、意外に正確に描けているなと我ながら感心している。
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この橋を見たあとはアンディンパレスに向かったが、ここは閉まっていた。そこで次の目的地のTu Hien Pagodaに向かう。ここは旅行案内には出ていないが、Ngocさんがとても良いので行きなさいと勧めてくれたところだ。20分ほどフエの街の外れの森のなかにある。
うっそうとした森のなかの門前に車を止め、なかに入る。雨のなかで道がぬかるむので注意しながら進む。まずは美しい門がみえる。前の西洋人2人はガイド付きの旅なのでその後をついていく。右回りに迂回しながらやがて本堂になる。本堂の周りの雰囲気はたとえようもなく美しい。本堂に靴を脱いで入り、本尊にお祈りをする。ここで小さなお布施をする。
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本堂の裏には回廊があり、そこには観音像や盆栽が飾られている。 本堂の前には大きな金色の鼎がある。寺の奥には墓地があるが、いずれも立派なものでまだ使われていない物もある。おそらく分譲中なのだろう。こんな立派な墓をもてるのは相当に裕福な一家のはずである。
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大きな鐘を吊した鐘楼や池など落ち着いた風情である。雨でなければぜひ写生をしたい場所だ。家に帰ってから絵を描けるように写真を撮っておく。そして一生懸命見ておく。これが大事だ。
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