2018年5月1日火曜日

フエへの鉄道旅行(7)寝台列車で寝てみる

 何度も書いたが、ベトナムに来られたことが不思議である。こうやって毎日貴重な経験をできる。みち江と様々な経験をできるのは本当にありがたい。
 5時になって二人でまた食堂に向かう。19時53分の列車に乗る予定で、ダナンに着くのは夜22時半の予定である。食事をしておかねばならない。赤ワインを頼んだが、だんだん調子が悪くなり、食事が出てきた時にはとても食べられるとは思えなかった。
 幸い、肉の他にご飯が付いているので、ご飯だけを食べて肉はほとんどを残し、空芯菜もほとんど手を付けない。どうも胃も疲れて消化できなくなっているようだ。こう言うときは脂っこい物は食べない方がよい。そう思ってお米だけを食べていたらだんだん調子が出てくる。肉と野菜は残したが、ご飯という物が日本人にはいかに大事かを再認識した次第

だ。
 ホテルのチェックインを19時に済ませ、タクシーで200メートル先の駅まで送ってもらって運賃1万ドン(50円、うち20円はチップ)を払う。雨のなかで助かった。
 帰りの列車はベトナム人の20歳ぐらいの娘とその母親と同席になる。母親はずっと横になっていたが、娘はスマホでガンガンとミュージックビデオを見ている。我々は横になって寝てしまう。ベトナムではこんなことを気にしていたらやっていられない。ハイバン峠を越えるころに起きて真っ暗な外を見ていると遠くに漁り火が見え、そして鉄道の鉄砲水などのありそうな要所には赤いランプを持った係員が雨のなかを立っている。鉄道員の魂をみたような気がした。
 ダナンには10時半の定刻に着く。こうして我が2回目の列車旅も無事に終了した。

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