2018年5月1日火曜日

フエへの鉄道旅行(6)Garden House An Hien

 次はフエの庭園住宅(GARDEN HOUSE)、An Hienを訪れる。これはフン川の対岸にある。おそらくグエン朝時代の高官か豪商の家であろう。一人2万ドンを支払うと見せてもらえる。
 


入り口を入っていくと母屋があり、そこで家主とおぼしき人に支払う。なかにお入りなさいと言われて入る。まずはお祈りをする。他人の家を訪れたら最初にお祈りをするのが礼儀である。お線香をお願いして1万ドンを祭壇の上の木台に置く。品の良いおばあさんがお茶をすすめてくれる。ここで片言で「日本人ですが、ダナンで働いています。ダナン大学の教員です。」と話すと大変に喜んでくれる。「とてもきれいですね。」と誉めると喜んで息子とおぼしき男性に「日本人のダナン大学の教員だよ。」と話している。これ以上のベトナム語はとても無理だが、話せて良かったと思う。
 母屋のなかには中央に大きな祭壇があり、ここにはご先祖の写真が飾られている。左側にも祭壇がある。右側には背の低い大きなテーブルと書台がある。ここで仕事をしたり、昼には昼寝の場所にもなったのだろう。
庭には果樹園があり、大きなジャックフルーツやマンゴーが植えられている。ジャックフルーツにはたくさんの大きな実がなっている。食べるだけでなく子宝に恵まれるようにという願いもあったのかもしれない。
 すぐそばに有名なティエンムー寺院があり、そこに立ち寄ってから帰路に着く。
 ホテルに帰ると1時を回っていた。ぐったりと疲れた。幸い前日にレートチェックアウトの依頼をしておいた。そとに出るのもしんどい。ホテルの昼ですますことにする。僕は豚のバインミーを頼み、家内は鶏肉料理を頼む。食事後、部屋にもどり昼寝。二人ともぐったりと疲れている。少し昼寝をして部屋で寝ている家内を残して私は川沿いのプロムナードに散歩に出たが、雨がひどく退散する。ホテルの落ち着いたロビーでボーっとする。

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