2017年2月15日水曜日

ベトナムの旧正月の過ごし方 その2

 私どもは正月の2日目になる日にダナン大学のナム学長のお宅を訪ねて新年の挨拶をした。お酒を飲んで、ベトナムのハムやナッツを摘む。
 新年には皆で集まって様々な料理を食べるが、ナム学長のお宅に数日後に呼ばれた時に食べた物は忘れられないほど美味しかった。ナム学長のお母さんが作ってくれた故郷のカンナム省の料理だそうで、これまで食べた料理のなかで最も美味しい料理だった。カンナム省はダナンの南隣の省である。
 
 新年の挨拶は、チュク・ムン・ナム・モイという。文字通り、謹賀新年である。チュクムンがオメデトウ、ナム・モイが新年である。
 新年にはお年玉を用意する。子供に
は5千ドンから1万ドン。面白いのは普段世話になっている人にもあげることがある。我々は普段世話になっている運転士に20万ドン、庭師に10万ドン、研究室の掃除をしてくれている人にも10万ドンを渡した。お年玉は赤いお年玉袋に入れるが、これは年末になると色々なところで売り出されているのですぐにわかる。
 新年には先祖の墓参りをするのが普通らしい。初詣もするようだ。我々は墓参りは無理なので、ダナンのお寺を二つ回った。
 ベトナムでは国民の祝日に国旗を立てることが義務づけられているそうだ。一軒家は特に注意をせねばならないと聞いていたので、国際部の担当のランさんに調達してもらったのだが、我が家の周りにはほとんど立てておらず、我が家だけが立てるのも気が引けて結局お蔵入りしてしまった。
 ただ街の多くに両側にズラッと国旗を立てている通りもあり、これは本当にその場所によるようだ。
  大学はほぼ2週間授業がなくなる。かなりの学生が地方の自宅に帰るようだ。学事歴では2月6日(月)に始まる。僕の授業も2月6日からだったので皆が来るだろうかと心配していたが、実際にはほとんどの学生が来てくれた。

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