「これからのベトナムビジネス」(実践わくわく経営チーム、東方通信社)を読んだ。ベトナムとカンボジアに進出している会計事務所I-GLOCALが中心となりとりまとめている。この事務所は早くからベトナムに進出しており、さすがによく書かれている。ベトナムに進出を考えている企業のための本ではあるが、ビジネスに限らず、ベトナムを知りたい人にはよい本だと思う。ぜひお勧めしたい。
本の後半はホーチミンで住宅地開発を行う東急電鉄やインターネット宣伝会社の責任者のインタービュー記事もあり、実際にベトナムで活動する企業の考え方も知ることができる。東急ではパートナー企業との「最高のまち」を作ることを目指すことで合意し、ホーチミンでプロジェクトを進めている。東急の方のインタービューのなかではベトナムで仕事をすることの難しさを感じる。
たとえばベトナムのアパートの外壁の仕上げは日本では複数回に分けて幾重にも塗り重ねるが、こちらでは一重で済ますという。もちろん東急はパートナーを説得し、しっかりとした仕上げにされているたいした物だ。
というのは、半年ダナンに住みながら、この国の不動産の建て方に不安を覚えることが多かったので、この一節を読みながらなるほどと思った訳だ。
私は昨年の8月から12月までダナンを代表する超高層マンションに住んでいた。眺めもよく快適な生活ではあったが、こちらの建物は長持ちしないと感じることが多かった。たとえば水回りはきわめて脆弱な感じがする。窓枠は華奢であり、大雨のあとは廊下に水がたまっているときもあった。建物のなかの配水管なども本当に長持ちするのか、心配なことが多かった。
昨年の12月からは一戸建ちの住宅に引越をした。この住宅地の環境は申し分ない。中央広場では色々な花が咲く地上の楽園のような環境である。ただ住宅の壁にはところどころヒビがある。私は建築にはまったくのズブの素人だが、ベトナムの建物を見ていると基礎の作り方がきわめて脆弱という印象がある、そのため建物の構造に狂いが生じ、ヒビができるのだろう。
もちろん東急のような立派な会社が責任を持って建てるような建物であればその心配はないだろうが、一般にはベトナムに家やマンションを買うならば、その寿命はきわめて短いと考える方がよいように思われる。企業経営を行う以上、当然にそのようなことも必要になるだろうが、半年ダナンに住んだ経験では、異国での不動産投資はやはり相当に怖いものだなと思う。偽らざる実感である。
本の後半はホーチミンで住宅地開発を行う東急電鉄やインターネット宣伝会社の責任者のインタービュー記事もあり、実際にベトナムで活動する企業の考え方も知ることができる。東急ではパートナー企業との「最高のまち」を作ることを目指すことで合意し、ホーチミンでプロジェクトを進めている。東急の方のインタービューのなかではベトナムで仕事をすることの難しさを感じる。
たとえばベトナムのアパートの外壁の仕上げは日本では複数回に分けて幾重にも塗り重ねるが、こちらでは一重で済ますという。もちろん東急はパートナーを説得し、しっかりとした仕上げにされているたいした物だ。
というのは、半年ダナンに住みながら、この国の不動産の建て方に不安を覚えることが多かったので、この一節を読みながらなるほどと思った訳だ。
私は昨年の8月から12月までダナンを代表する超高層マンションに住んでいた。眺めもよく快適な生活ではあったが、こちらの建物は長持ちしないと感じることが多かった。たとえば水回りはきわめて脆弱な感じがする。窓枠は華奢であり、大雨のあとは廊下に水がたまっているときもあった。建物のなかの配水管なども本当に長持ちするのか、心配なことが多かった。
昨年の12月からは一戸建ちの住宅に引越をした。この住宅地の環境は申し分ない。中央広場では色々な花が咲く地上の楽園のような環境である。ただ住宅の壁にはところどころヒビがある。私は建築にはまったくのズブの素人だが、ベトナムの建物を見ていると基礎の作り方がきわめて脆弱という印象がある、そのため建物の構造に狂いが生じ、ヒビができるのだろう。
もちろん東急のような立派な会社が責任を持って建てるような建物であればその心配はないだろうが、一般にはベトナムに家やマンションを買うならば、その寿命はきわめて短いと考える方がよいように思われる。企業経営を行う以上、当然にそのようなことも必要になるだろうが、半年ダナンに住んだ経験では、異国での不動産投資はやはり相当に怖いものだなと思う。偽らざる実感である。
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