2016年9月30日金曜日

Beach Game Danang 2016

I visited the Beach Game which is being held in Danang. My friend asked me to send pictures of the venue. The My Khe Beach was covered with many tents. I could see a game of wrestling and some martial art, whose name I don't know exactly. There were many visitors even it was very hot.
ダナンで開催されているアジアビーチゲーム大会を見てきました。知り合いの方からぜひ写真を送って欲しいとの依頼があったのです。ミーケビーチは大きなテントで埋め尽くされています。レスリングと名前の分からない武道競技を見ることが出来ました。とても暑いのですが、観客で一杯でした。
ミーケビーチの会場
会場入り口
マスコットのスズメ
女子レスリング会場

大学の食堂 不思議なこと

昨日は文化の差を感じることがあった。不思議なことなので書いておこう。
 立派な研究室も設置してくれて、先週から週のうち3度は大学の食堂で昼食を食べることにした。この食堂というのが面白い。図書館の一階にある。研究室からも歩いて1分ほどの距離だし、色々な先生と会えそうなので昼飯はここで食べることにした。食事は概ね2万ドンである。典型的なベトナムの食事で、私は大好きだ。野菜がたくさんあるので、きわめて健康的な食事だ。
ところがおかしなことに気付いて、実は困った。同僚の先生が僕の昼飯代を僕が払う前に払ってしまうのだ。国際部長のX先生、総務のYさん、そして企業戦略のZ先生などと一緒にたべることになった。ところX先生が2度も僕の分を払ってくれる。彼にはバーナーヒルズやホイアンにも連れて行ってもらったことはあるし、いくら何でも困るので、3度目は僕が払うと押し切って、僕が彼と娘さんの分も払ったのだが、昨日はなんとYさんが僕の分を払ってしまった。Yさんは台湾の大学でマスターを取って来たところで、まだ若い人だ。さすがに困るので、Yさんをつかまえて、「なぜベトナムでは僕の分まで払ってしまうのだ。」というと、ベトナムの食事は安いのでよく知っている同士であれば結構払うという。どんな範囲の人に払うのかと聞くと、「ただし知らない人に払ってはいけない」と説明してくれた。と言っても僕もYさんと出会ってまだ3回目ぐらいであるから知っているというのがどの程度を指すのかはよく分からない。日本の大学の食堂ではこんなことはしたことがないが、今日のYさんの話を聞くとそれほど不思議はないようだ。
アフリカの社会で、返さなくとも金を貸し借りする不思議な世界のことを最近ある新書で読んだことを思い出した。人間社会である以上、常に一方的であれば問題だが、お互いに払い合っていれば、それはそれで不合理ではないだろう。ただ世の中には色々な人がいる。部下に支払うことを強制する人間はいないのだろうか、などなど何とも不思議な思いだ?

Viet Nam Newsの記事から色々

日本では毎朝、修学院のコロラドカフェでコー日を飲みながら、新聞を読むのが日課だったが、ここではアパートの一階にあるMolly's Coffee(なんとなくパクリのような名前だが)でコーヒーを飲みながら、電子版日経とこちらの英字新聞Viet Name Newsを読むことにしている。
今日はViet Nam Newsに次のような興味のあるニュースが載っている。
・日本企業がベトナムの農業に興味を持っている。そのための会議「Viet-nam Japan Agriculture Cooperation Dialog」がハノイで開催されたらしい。2014年から開催されており、当初は日本からは10社程度の参加だったが、今回は50社とのこと。かなりの盛況だったのだろう。2014年末には日本から34件で230百万ドルの投資が農業部門にあったという。
・ダナンとカンナム州のヘッドがハノイでPhuc首相からの指示を受けている。ダナンの発展について。そしてカンナム州はダナンと連携して産業発展を図れというものだ。ダナンにとっての観光産業の記事もある。観光客は今年の9ヶ月間で441万人であり、昨年よりも18.3%増加している。それによる収入は128千億ドン($573.3百万)であり、これは25.4%の増加となっている。
・ベトナムの残業制限、これは非常に厳しい。2012年に発行した労働規則(Labor Code)で、年間200時間と定められている。繊維や水産、水道や電気などでは300時間までとなっている。産業界からは緩和を求められている。ベトナム人の労働者は一日8時間の労働で、4百万ドン(173米ドル)しか稼げない。他の国の数字として、台湾では月間46時間、マレーシアでは月間104時間の残業があり、年間所得は4万ドルとなっているが、ベトナムは1000ドルしか稼げない。残業には150%、週末の残業は300%を払うことになっており、経営者は本当に必要なときしか、残業はさせないので、今の規定は以下にも厳し過ぎるという主張だ。
 日本的には、この残業規定は厳し過ぎる。


 この新聞を見ているとベトナムの様々なことが分かり本当に面白いのだ。


2016年9月25日日曜日

Conference for Economic Research and Management Students 「学生による経済学および経営学の全国会議」

Vice Minister Ga at the opening ceremony
Michie and I attended the opening ceremony of Conference for Economic Research and Management Students. This conference is participated by students of Faculty of Economics and Business all over Vietnam. Fifty one undergraduate students report about their research. Vice Minister Ga Of Ministry of Education and Training gave an opening speech.
家内と一緒に「学生による経済学および経営学の全国会議」に参加しました。これにはベトナム全国の主要な経済及びビジネスを学ぶ学部生51人が研究発表を行います。残念ながら発表はベトナム語で分かりませんが、写真のような立派な論文集が作られています。開会式にはベトナム教育訓練省のガー次官も来られており、久しぶりにご挨拶できました。
Ao Dai and Kimono
Conference Book with student papers
Representative of Universities

2016年9月23日金曜日

ハン市場の花と果物 Flowers and Fruits of Han Market



I drew a picture of flowers and tropical fruits which we bought at the Han market and a flower shop nearby. I already ate half of these fruits after drawing.
久しぶりに絵を描きました。ハン市場とそばの花屋で買った果物と盛り花です。果物の半分はもう食べてしまいました。

2016年9月19日月曜日

日本文化授業 着付けとお茶会 Lecture of Japanese culture: kitsuke and tea ceremony

Michie had the lecture of Japanese culture, and she showed the "kitsuke of furisode"( she dress one student in a long sleeve kimono). In the tea ceremony, students learned how to make Japanese green tea by themselves. The sweets Michie offered students are Japanese sweets "Ukisima", made from the materials, which she found here.

家内が日本文化の授業で、着付けとお茶会をやってみました。学生さんも大喜びです。先ずは振り付けの着付けを皆に見て貰いました。その後はお茶会です。お茶会では、日本から持ってきたさまざまな道具が大活躍。学生さんたちも自分たちでお茶をたてて飲みました。ちなみにお菓子は家内が現地の材料で作ったお菓子です。



Kitsuke 着付けです
Kitsuke: 横の姿も大事
Student in Kimono: 着付けの後はキャンパスで
Tea Ceremony How to make tea
Students try by themselves
Let's drink tea!

2016年9月18日日曜日

大学キャンパスでの着物の着付け

新しい研究室を使って、家内が着物の着付けを始めました。学生たちが喜んで着物を着ています。暑いのにかかわらず、着物を着てキャンパスの中を歩いているようです。着物はやはり豪華ですね!

ダナン大学の研究室 

ダナン経済大学では私と家内のために研究室を用意してくれました。わざわざ新しい部屋を設定してくれました。これが写真ですが、とても大きなピカピカの部屋で、京都大学の研究室よりも大きいのです。大きな液晶テレビはBBCもNHKも見ることができます。CANONのプリンターも付いています。パソコンは2台。
名札も用意してくれて、こそばゆいようです。これだけの待遇をしてくれたのでは頑張ってお返しする必要があります。家内は早速、ここで着付けの実習をしています。

大きなピカピカの研究室
立派なデスクと名札です
冷蔵庫と応接セット

2016年9月16日金曜日

ダナン博物館を訪れる

 今日は金曜日、木曜日の午後の授業が終わるとホッと出来る唯一の日です。土曜日、日曜日は次の授業の準備をしないと間に合わないので、金曜日が一番くつろげる日です。イスラム教のカレンダーになったようですが!
 そこで今朝は、ダナン博物館( Bao Than Da Nang )に行ってみました。だいぶベトナム語には慣れてきてタクシーに乗って何度か、バオタンダナンと叫ぶと分かってくれました。
ダナン博物館正面
ダナン博物館はダナンの産業、特に伝統的な漁業、陶器産業、それからダナンの歴史、またフランス植民地化への抵抗、そしてベトナム戦争のさまざまな戦争の記録、兵器や投下された爆弾などが展示されています。
ダナンの歴史の遺品は古いものは紀元前1000年のSa Huynh Culture(日本ではサーフィン文化と呼んでいるそうです。)のもので、Jade (ひすい、玉)の装飾品などがあります。独特のものでした。
サーフィン文化はベトナムの中南部の文化で、青銅器そして鉄器時代に亘る文化とのこと。ネットでは石井彩子氏の研究を読むことができます。
石井彩子氏の「ベトナム中部鉄器時代サーフィン文化の時間的・空間的枠組の再考」
特に印象に残ったのが、玉(ぎょく)です。Vietnam Heritageのウェブサイトにはホーチミンで発掘された動物の形をした玉が掲載されていますが、これに類似した形の玉が展示されています。
陶器産業では、15から17世紀に最盛期を迎えたChu Dao(チューダオ)陶器が紹介されています。とても品のよい器ですっかり気に入りました。チューダオ陶器については、ベトナム陶磁のウェブサイトに詳しく紹介されています。
ベトナムのフランス統治への抵抗活動は1858年のコーチシナ戦争のコーナーが印象に残りました。フランス・スペイン合同軍がダナン攻略を試み、これを撃退したことが書かれています。ただその後、フエの王朝はダナンの割譲を認めることになるのですが。
それからダナン博物館の前庭には多くの盆栽が置かれており、これもビックリ。なかなか見事な盆栽です。
博物館前庭の盆栽
盆栽を見るとホッとするのは何故

ということですっかり寛いだ時間を過ごしました。他にも紹介したいことは沢山ありますが、またの機会に。

ダナンの新しい日本食品店 AKURUHI Supermarket

ダナンに新しい日本食品店がオープンしたので紹介します。ベトナム人の先生が新しい日本のスーパーマーケットが開いたので行ってみたらと教えてくれました。今日は家内と二人で伺ったのですが、大変に綺麗なお店で、豊富な品揃えに驚きました。
お店の名前は、AKURUHI Super Marketと言います。ノボテルから北に500メートルほどの 6 Tran Phu-P通りにあります。日本食材専門店と書いてありますので、直ぐに分かります。官庁街の一番外れと意外な場所です。
お店の正面
店長の武藤さん
お店に入ると、「いらっしゃいませ」と日本語で声が掛かります。幸い、店長の武藤さんにお目に掛かることが出来ました。ホーチミンから移られたということですが、元気のいい方です。

お店の中には寿司の持ち帰りコーナーもあります。
日本酒もたくさん揃えられています

魚や肉の冷凍食品もたくさんあります
日本の洗顔用品なども多数
日本の菓子類
こちらの大型スーパーでもそれなりに日本食品は探せるのですが、さすがにこれだけ沢山のものはありません。家内が嬉しそうに買い物をしています。彼女の日本文化の授業で、日本のお菓子などを作って出したいと白玉粉なども買っていました。
ホーチミンやハイホン、ハノイにもお店を持っておられるとのこと。ダナンは日本人がまだ少ないので、お客さんの9割がベトナム人の方とのことでした。
これで我が家の食卓は一段と賑やかになりそうです。



2016年9月15日木曜日

海底ケーブルの切断、インターネットが遅くなった

 ベトナムのインターネット回線速度を測っていると面白いことがあります。たとえばスマホのアプリの「スピードテスト」を使って速度を測ります。私の住んでいるアパートではダウンロードでは、11Mbpsという結果が出ます。アップロードはかなり遅く0.7Mbpsです。
 ところが昨日、今日と日本との回線速度が遅いように感じました。日本のテレビを見ようと、日本のVPNサイトからHULUというサービスを試していたのですが、急に途中で切れて実用にならなくなったのです。
 先ほどの計測は一見遅くないように見えるのですが、実はダナンのサーバーとの接続速度が計られていて、海外のサーバーではありません。そこで日本のインターネットの速度計測サイト(BNRスピードテスト)をやってみると、何と0.4メガしか出ていません。
 なぜだろうとウェブを調べていると、どうも海外ケーブルが断線して、そのメンテ作業をしているようです。ベトナムジョーのウェブサイトには、「光海底ケーブル、15日から19日までメンテナンスでアクセスに影響」とあります。ベトナムと香港を結ぶ大動脈が切れたり、障害を起こすとこうなるようです。なるほど、それでかと思いましたが、どうも今年も既に4回切断したとのこと。
 新しい回線の敷設は続いているようですが、日本にいると驚くようなことが起こっているものです。


2016年9月12日月曜日

ダナンの嵐、明日の講義は休講

今日の午前の講義は11時半に終わりましたが、ダナンの街は大変な大雨になっていました。まるでバケツをひっくり返すような振り方です。学生たちは、バイクで来ている学生が多いので、かれらは大きな雨合羽を着てやってきます。まるで滝のような雨でした。一時間の雨量は60ミリぐらいあったようで、低気圧がダナンの周辺に来ているとのことです。
値段は約1500円です
とりあえず我が家に帰り、あまりの雨の凄さにこれは普通の靴ではだめだと思い、ベトナムの人が履いているサンダルを買うことにしました。アパートの隣のビンコムで買ったのですが、その帰りにももう大変な雨でした。大学の先生たちもバイクでくる人が多いので、皆さんこういうサンダルを履いてきて、大学で靴に履き替えているようです。

夕方、明日の授業の準備をしていたら、国際部のランさんから電話があり、明日の講義は全学で中止が決まったので、私も家にいてくださいとのことでした。朝7時からの講義ですので、ちょっと気が抜けたような感じですが、明日の朝もかなりの雨量のようなので静かにしていましょう。

日本文化の講義 Lecture of Japanese culture

今朝は9時から家内の日本文化歴史の講義の手伝いでした。
この講義は家内が日本語で話し、私が英語で翻訳する形を取っています。ダナン経済大学の観光学部の学生たちが主として聞きに来るのですが、皆、日本文化にはさまざまな興味を持っています。
今日は、家内が創作した「京都ジュース会社」にベトナム人の学生さんが就職して、「ダナン・フルーツ会社」との提携をどう具体化するという面白いストーリーでの講義でした。
この講義を聴きにくる学生たちはぜひ講義だけでなく、日本文化を体験したいという希望が強いと大学からは聞いていたので、家内はお茶や活け花、そして着付けなどの体験をしようと張り切ってきています。今日は日本の煎茶、それも玉露の入れ方を実演し学生たちにも飲ませました。
このお茶は日本から持ってきたもので、家内の三重県の親戚が作っているもので、大変においしいお茶です。綺麗な緑色が出ますし、香りもよいので学生たちも満足げでした。
今週の木曜日から、大学の研究室で着付けの講義をすることにして、学生の希望を取ると、皆来たいと言います。まずは3人ずつということにしました。
またその様子はご報告します。
From 9 o'clock this morning, I helped my wife to lecture the Japanese culture and history. In this lecture, my wife speaks in Japanese and I translate into English. Students are from the Tourism Department of the Danang University of Economics. These students are very keen to learn Japanese culture.
Today, my wife started to teach with the scenario that one Vietnamese student gets a job at “Kyoto Juice Company”, and he/she works to develop new business with “Danang Fruits Company.” The story is very interesting, and the students listened carefully and also expressed their opinions very actively.
The university informed us that these students want not only to listen to lectures but also to experience Japanese culture. Therefore, my wife planned to let them experience traditional Japanese cultures, namely tea ceremony, ikebana (flow arrangement), and Kitsuke (kimono wearing).
In the latter half of today’s lecture, she showed how to make Japanese tea in our daily life. The tea we offered today is the best quality tea from Mie Prefecture, where our relatives are growing tea. In Mie Prefecture the G7 Summit was held last June. The tea is Gyokuro, the best tea, and its color is beautiful light green, and it smells well.
She will start to dress young students in kimono in this week. It takes about fifteen minutes to dress one student, and she can do three students each day.


2016年9月9日金曜日

チャム島の眺め View of Cham Island

毎朝起きると美しいチャム島を眺めることができます。毎朝、その様子が違うのです。ある日は霧に包まれているときもあり、今朝は朝焼けのなかに浮かんでいました。これからも毎日楽しませてくれそうです。
チャム島はその眺めと異なり、いろいろな旅行者の話をウェブで読むとエコツーリズムが全然出来ていないと評判は良くないようです。ベトナムの次の課題ですが、人々の意識改革がないと難しいことです。

Every morning I can see Cham Island from the window of my apartment. The island changes its face every morning. It is within fog one day, and sometime it is surrounded by the morning sunlight like this morning.
When I read about Cham Island in the web, its reputation is not good. Many tourists claim that the ecotourism is not there. Promoting ecotourism is the next job with which Vietnam has to deal. It is not so easy because it requires the whole change of mindsets of the people living here.

ダナン経済大学の入学式に参列しました Entrance Ceremony of Danang University of Economics

ダナン経済大学の入学式に参列しました。私とみち江にとって初めての経験でした。 学生たちのダンスで始まって、学長挨拶、来賓挨拶がありました。そして最後に優秀な在校生や入学生の表彰、奨学金授与などがあったのは面白かったです。企業の寄付金では具体的な企業の名前も出ており、日本の企業の名前も紹介されていました。
ダナン経済大学全体での入学者は3千人ぐらいいるとのことで驚いたのですが、今日の会場は数百人がやっとの会場です。これらの学生は成績のよい選ばれた学生とのこと。両親は来ていません。それぞれの国のやり方があるものです。
Last Monday I attended the Entrance Ceremony of Danang University of Economics. It was the first time for me and Michie to attend the ceremony. It started with the dances of students and then the speeches of the rector and other guests followed. In the last part of the ceremony the excellent students were awarded with some scholarship.
学生のパフォーマンス
トアン学長のご挨拶

優秀な入学生表彰

在校生の表彰


2016年9月4日日曜日

熱帯での過ごし方

熱帯での過ごし方をすこしずつ学んでいる。日本とはとにかく暑さが違う。今まで京都は暑いですと言っていたが、そんな生易しい物ではない。朝から夜まで暑いのだから。むろん冷房はあるのだが、冷房を入れていてもなかなか休まらない。

一日の課題は一つに絞る、そして昼寝をしたいときはする。そうでないと僕の歳では持ちそうもない。

授業で教えている教科書の課題で自分でも自信のない課題が出てきたので、日本で親しくしている先生お二人に小生の解答を考えて貰った。貴重なご意見をいただいた。本当にありがたい。

以下はその時の小生のメールの一部。

ーーーーー

どうも返事が遅くなりすいません。なるほど、やはり国際収支表をきちっと作るとよく分かりますね。若干の修正をしました。

先週の授業では先物為替と金融市場の裁定のところがなかなか飲み込めなかったので、今週はもう一度、練習問題をやります。ここが分からないと、いくら為替のアセットアプローチの話をしても意味がないですからね。

日本と違って、為替相場は国が管理しているところがあるのかもしれないが為替相場が予想で動くというのもどうもピンとこないようです。再来週の講義では少し「為替相場と予想」でいろいろな銀行の為替相場の予想を読ませて、為替相場がどう動くのかを勉強してもらおうかと考え始めています。

だいぶ暑さのなかでの生活のコツが分かってきました。一日に重要な課題は一つに限る。これでしばらくやります。今日は開発経済学のプレゼンテーションを担当の先生に送ったので、もう一つやりました。あとは浜辺にでも行って寝そべっていたい!うーん、それも暑いし!

JM

2016年9月3日土曜日

ラテンアメリカ諸国の所得格差の縮小

今朝は来週の木曜日の授業の準備のために、ラテンアメリカ諸国の不平等について二つの論文を読んでいます。こういう時に有り難いのは、京都大学のVNP接続を通じて、世界の論文が読めることです。感謝!

1) Miguel Szekely and Pamela Mendoza, "Declining inequality in Latin America: structural shift or temporary phenomenon?", 2015, Oxford Development Studies, DOI: 10.1080/13600818.216.1140134

2)Giovanni Andrea Cornia, "Income Ineqaulity in Latin America - Recent decline and prospects for its further reduction", February 2015, WIDER Working Paper 2015/020, United Nations University World Institute for Development Economics, Research

2000年代のラテンアメリカでは貧困の格差の縮小が見られたことはそれなりに認識していたが、この二つの論文を読んで、格差縮小の有様やその原因について大いに考えさせられる。

1)は縮小の状況をさまざまな数値から分析し、縮小の要因を長期的な要因と短期的な要因に分析し、今後も縮小が続くのかを検討する。

2)は縮小の要因について、より詳細な分析をするが、特に1980年代・1990年代にラテンアメリカ諸国で採用されたワシントンコンセンサスに基づく経済政策、そして2000年代の左派経済政策への転換も格差縮小の要因として重視している。

この二つの論文を読むと、開発経済のなかで格差の代表選手とみられていた中南米諸国で起こった変化が単に一時的な物ではないことがよく分かる。教育の普及や累進課税など、多くの政策と併せて、所得水準の向上も格差是正にポジティブに働いている。

クズネッツ仮説は所得水準の向上とともに、所得格差が縮小する可能性を示しているが、中南米の例はこれを裏打ちする物だろうか?

アジアの所得の向上と格差の拡大を考える上でも興味深い。

2016年9月2日金曜日

ダナンの本格的な日本食品店 フジフーズ

ダナンに来て、日本の食材を探して苦労しいたのですが、今日、家内の顔がほころびました。ウェブに紹介されていたフジフーズに行ってみたのです。ぜひ日本から来られた奥様で本格料理をされる方にはお勧めします。なお冷凍食品を買うときのために、保冷バックと保冷剤の携行をお勧めします。

店の住所と紹介のウェブ記事

Fuji Food
住所:58 Tran Binh Trong St., Hai Chau Dist., Da Nang
電話:(0511) 386 7898
営業時間:8:00~18:30


今日買った食品です
タクシーに乗ってアドレスを見せると直ぐに分かってくれ、問題なくいけたのですが、ウェブ記事のイメージと違って、外見はあまり冴えないお店で、正直失敗したかなと思いました。

中に入ってみると、これも冴えない。少しずつしか商品が置いてない。ますます失敗かと思ったのですが、よく見ているうちに、家内の顔色が緩んでくるのが分かりました。とても嬉しそうです。家内に言わせると本格的な日本料理に必要な食材が置いてある店なのだそうです。

店の両側に大きな冷蔵ボックスが置いてある。最初はこれも冴えないなと思ったのですが、中身を見てビックリ。ナント価値のある冷凍食品が一杯でした。たとえば、締め鯖(しめさば)、納豆、さまざまな食材がふんだんにあります。

またコンニャクや糸コンニャクも置いてあります。またカレールーも置いてあります。ベトナムの人はあまりカレーを食べないのか、カレールーを探すのに苦労するのですが、ここにはSBのカレールーがありました。

今日買った物を書いておきます。
・カレールー(SB)
・おそば(乾麺) 滝沢更級とある
・ソース(おたふくソース)
・料理酒(日本のもの) これも苦労して探していました
・日清天ぷら粉
・永谷園 お茶づけ海苔 2種
・糸コンニャク (下仁田産)
・コンニャク(下仁田産)

今夜は、コンニャクの焚き物が出てホッと一息。


ベトナムの国慶節

今日はベトナムの国慶節(Ngày Quốc Khánh)である。街は結構なお祝いムードである。
朝、ジョッギングのために外に出ると、川岸に大きな舞台が出来て、人々が集まっている。どうも今日はボートレースがあるらしい。朝の7時前なのにたくさんの人が集まっている。
8時頃にもう一度、コーヒーを飲みに、Molly's Cafeに行くと、本当にレースをやっていた。対岸の方でやっているので、あまり良く見えないが、それでも多くの人がワイワイと応援している。
集まった多くの人たち

向こう岸のレースを応援
今日は僕ものんびりしよう。
ボートレース

バーナーヒルズのテーマパーク

ようやく体が回復してきたので、先週訪問したバーナーヒルズのことを報告します。
バーナーヒルズ(Ba Na Hills)はダナンから西南の本格的な山のなかのテーマパークです。1457メートルの標高があり、世界のなかでも有数のケーブルカーが整備されています。3本のケーブルカー路線があり、これを使って上がり、移動し、降りてくるわけです。今回はダナン大学の先生に連れて行って貰いました。
さて今回の訪問で驚いたのはその規模の大きさと、かなり高い入場料にもかかわらず、多くのベトナム人の人が来ていることです。
このバーナーヒルズは、ダナンのSun Groupという会社が経営しています。Sun Groupは元々はダナンの建設会社とのことです。訪れた印象は日本の1970年代にそっくりだということです。人々の購買力が付いてきて、たとえば日本では1964年のオリンピック、1970年には万博が開催されました。ちょうどその頃のような雰囲気があります。日本はまだ人口が増加する時代でしたし、ベトナムも今はまだ人口の増加期です。毎年6%前後の経済成長で着実に購買力が増しています。多くの家族連れが休暇を楽しんでいました。
かつてのベトナムでは考えられなかったような大衆消費社会がもう少しで実現するような気がします。

理屈は別にしてとにかく写真を見てください。
バーナーヒルズの入り口
ダナンから約40分ぐらい、素晴らしい道路が整備されており、段々と山の中に入っていきます。すると突然、目の前に大きな不思議な建物が出てきます。
この建物に入る前に入場券を買うのですが、今回はご招待を受けました。おそらく一人60万ドン(3千円弱)ですが、これでほとんどすべての施設を利用できます。ベトナム人の人にとっては大きな支出と思いますが、たくさんの人が来ていました。この入り口から入ると、中は大変に近代的で、その奥にロープウェーの乗り場があります。

千尋の谷
ロープウェーイは大変に近代的です。どうもオーストリア製と聞いたような気がします。ロープウェーイの下には千尋の谷があり、かなり迫力があります。
ロープウェーイを降りるとフラーワーガーデンが、そしてお寺があり、大きな大仏を拝むこともできます。
   
この間もケーブルカーやロープウェーイで移動しますが、大体分かりやすくなっているので、迷うことはないでしょう。

このテーマパークの中心は大きな西洋の街です。バーナーヒルズはもともとフランス人が開いた避暑地だっということから、パリをモデルにしていると言うことですが、今のパリというよりは、中世のパリという感じです。広場ではたくさんの大道芸人がパフォーマンスをしています。どうもロシアか、東欧系の人かと思います。

ここには近代的なレストランがあり、本格的なランチビュフェが食べられます。


 
お祭り広場では入場券についていた無料ビールで乾杯。
   
最後はフリーフォールの絶叫マシーンがあったり、子供の巨大なジャングルジムがありました。