ホテルの側まで来ると急にベトナムコーヒーが飲みたくなった。大学でも毎日飲んでいる。ホテルの側の路地の入り口にビーチパラソルを数個並べた簡易なカフェーがあった。ここでミルクコーティーを頼む。13千ドン。これは安い。しかしうまい。
ホテルに2時頃に帰って少し休み、4時頃にホテルのプールに泳ぎに行く。プールサイドの客はほとんどが西洋人である。フランス語を話している人が多い。彼らの休暇の過ごし方は我々とだいぶ違う。プールサイドでのんびりとおしゃべりをしたり、何もせず、のんびりと過ごす。太陽が強いので、小生は日陰のデッキチェアを選び、そこでのんびりとする。
ハイエクの本を読む。「隷属への道」という本だが、本の半ばを過ぎて大変に面白くなってきた。この本はナチスの台頭のなかで社会主義が全体主義に結びつくことを厳しく指摘した本だが、主語を中国の現体制に置き換えるとすべてそのままの文脈で読めそうである。
読書に疲れたので、小生もフランス人に倣い、のんびりと空を見上げている。熱帯の雲が美しい。ベトナムに来て2年間を過ごすことになったのが、何とも不思議に思える。ハイエクを読むことになったのもまた不思議である。
年金生活をして、カントーという来ることも想像していなかった場所に来たことも不思議である。
授業で学生たちが質問したことを思い出す。僕は先進国と途上国の話をして産業保護のことを話していたが、学生の目から見ると中国とベトナムの話で理解している。なるほどと頷く。そうだ。ベトナムからすればコスト競争力のある国は中国であり、産業保護で考えるのは、対中国のことである。
などと何の脈絡もないことを考えている。
かなりの紫外線を浴びて体がほてっている。部屋に戻ってのんびりとしているとみち江が帰ってくる。フェリーの話をすると乗ってみたいという。予定通りだ。さっそくタクシーでフェリー乗り場に向かう。1000ドンを払って乗り場で待つ。ほどなくして対岸からのフェリーが到着。沢山のバイクを持った人たちが降りてくる。降船が終わると一斉に乗船が始まる。皆バイクを持っている。乗ると直ぐに船は出る。メコンの船旅である。風が心地よい。対岸までは、ほんの数分である。対岸に着くとこちらはベトナム人の人々の街である。対岸の近代的な街とはまったく違う家々が並んでいる。ただベトナム生活に慣れた我々にはまったく違和感がない。川岸を10分ほど歩き、これ以上いっても何も変わらないと思ったので来た道を戻り、離陸直前のフェリーに飛び乗る。直ぐに出港する。また数分のフェリー。反対の川岸に着くとフェリーの乗り場にホテイアオイが山のように堆積している。風向きのせいだろう。これを飛び越えて船を下りる。
それからホテルにまた市場の道を歩いて帰った。夕飯はさすがにジェード飯店で食べる。シンガポール本店の味は安心できる。隣の席ではベトナム人の子連れ家族が北京ダックを食べている。他のテーブルでも北京ダックだ。ベトナムが豊かになっていることを実感する。それではお休みなさい。
ホテルに2時頃に帰って少し休み、4時頃にホテルのプールに泳ぎに行く。プールサイドの客はほとんどが西洋人である。フランス語を話している人が多い。彼らの休暇の過ごし方は我々とだいぶ違う。プールサイドでのんびりとおしゃべりをしたり、何もせず、のんびりと過ごす。太陽が強いので、小生は日陰のデッキチェアを選び、そこでのんびりとする。
ハイエクの本を読む。「隷属への道」という本だが、本の半ばを過ぎて大変に面白くなってきた。この本はナチスの台頭のなかで社会主義が全体主義に結びつくことを厳しく指摘した本だが、主語を中国の現体制に置き換えるとすべてそのままの文脈で読めそうである。
読書に疲れたので、小生もフランス人に倣い、のんびりと空を見上げている。熱帯の雲が美しい。ベトナムに来て2年間を過ごすことになったのが、何とも不思議に思える。ハイエクを読むことになったのもまた不思議である。
年金生活をして、カントーという来ることも想像していなかった場所に来たことも不思議である。
授業で学生たちが質問したことを思い出す。僕は先進国と途上国の話をして産業保護のことを話していたが、学生の目から見ると中国とベトナムの話で理解している。なるほどと頷く。そうだ。ベトナムからすればコスト競争力のある国は中国であり、産業保護で考えるのは、対中国のことである。
などと何の脈絡もないことを考えている。
かなりの紫外線を浴びて体がほてっている。部屋に戻ってのんびりとしているとみち江が帰ってくる。フェリーの話をすると乗ってみたいという。予定通りだ。さっそくタクシーでフェリー乗り場に向かう。1000ドンを払って乗り場で待つ。ほどなくして対岸からのフェリーが到着。沢山のバイクを持った人たちが降りてくる。降船が終わると一斉に乗船が始まる。皆バイクを持っている。乗ると直ぐに船は出る。メコンの船旅である。風が心地よい。対岸までは、ほんの数分である。対岸に着くとこちらはベトナム人の人々の街である。対岸の近代的な街とはまったく違う家々が並んでいる。ただベトナム生活に慣れた我々にはまったく違和感がない。川岸を10分ほど歩き、これ以上いっても何も変わらないと思ったので来た道を戻り、離陸直前のフェリーに飛び乗る。直ぐに出港する。また数分のフェリー。反対の川岸に着くとフェリーの乗り場にホテイアオイが山のように堆積している。風向きのせいだろう。これを飛び越えて船を下りる。
それからホテルにまた市場の道を歩いて帰った。夕飯はさすがにジェード飯店で食べる。シンガポール本店の味は安心できる。隣の席ではベトナム人の子連れ家族が北京ダックを食べている。他のテーブルでも北京ダックだ。ベトナムが豊かになっていることを実感する。それではお休みなさい。
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