2018年4月8日日曜日

Tam Ky ベトナムの鉄道 タムキーへの旅 (4)シナモンの作業所、そして市場

(2か目)
 朝、起きると体中が痛い。初めて乗った列車での緊張感や、そのあと多くの遺跡を巡った疲れが残っているのだろうか。
 (朝の散歩)朝の散歩をするとホテルの前の小学校で、生徒や父兄が集まり、学校の塀にたくさんの絵をペンキで描いている。本来は生徒が描くものかも知れないが、中には父兄の方が腕まくりして描いているものもある。多くのモチーフがベトナム的で面白い。たくさんの写真を撮る。そのあと、昨日歩いた市場の方角に昨日とは別の道をとる。途中、商店の並びのなかにシナモンの選別をしている作業所があり、これは面白い、ぜひ家内に見せようと思い、ホテルに帰る。
 朝ご飯を昨日と同じレストランで食べて、そのあと二人でまたタムキー市場に出かける。我々は市場が大好きである。今朝ほど見つけておいた道を通り、シナモンの作業所の前に来る。「シンチャオ!」と挨拶をすると作業している女性たちがニコニコとしてくれ、さわっても良いと手真似してくれる。写真を撮らせてもらい、手に取ると甘い香りがする。このあたりはシナモンの産地と聞いていたので、その現場を見ることが出来てうれしい。選別されたシナモンは大きな袋に入れて出荷されている。最後にありがとうとお礼を言って市場に向かう。
 市場が近づくと交通量も増える。このあたりの建物はダナンと若干違う。色彩が明るく感じる。わずか70キロメートルしか離れていないのだが、どうも気候もだいぶ違うようだ。ここはダナンよりも夏が早く、太陽も強く思う。
 市場は喧噪のなかである。まず大きな市場の建物が二つ並んでいる。さらにその周りの通りが路上での市場になっている。ダナンにはたくさんの市場があるが、これほど大きなものはダナン中心街の南の外れにある卸売り市場のみだろう。この市場の大きさは人口8万人のタムキーとしては予想以上だった。
 売っているものはダナンと大きな差がある訳ではなさそうだが、家内によると食べる花がより売られており、これは南のカントーに似ていたとのこと。ここで家内は野菜を買い込んでいた。今日の午後の電車でダナンに帰るが、これで今日はダナンの市場に行かないで済む。野菜も肉も果物もふんだんにある。バナナは小売りも卸売りも両方である。
 花売り場もこれほど多くの店があるのを見たことがないというぐらい、多くの店が並んでいた。
 市場をじっくりと見たあと、またシナモン作業所のある通りを戻ってホテルに。

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