(タンターン村)
ホテルに帰り、一休みをしてタンターン村に行ってみることにした。タンターン村は韓国の芸術家が漁村の壁にフレスコ画を描き、これが観光資源になっているという村である。村は中心街より7キロほど離れているので、タクシーを拾う。タクシーで約23万ドンになる。これだけ走るとタクシーは待っていてくれる。待っている間も待ち料金をメーターは弾いているのだが、待ち料金は驚くほど安い。
タクシーは街の北端に駐車した。ここから南に向かって歩く。なるほどフレスコ画が壁に大きく描かれている。韓国の女性、動物、バナナなど色々な物が描かれている。楽しい村である。
途中から道を外れて浜辺に出る。浜辺の家では、太刀魚を捌いて、干している。干物にするのだろうか。 白い砂浜の長い、美しい砂浜である。漁船がたくさん泊まっている。古い漁船が砂浜に打ち捨てられており、それを見ると竹で編んだ漁船である。竹で編んだ本体の上に厚い塗装がしてある。これはダナンの丸い竹かご船と一緒だが、いかんせん形がまったく違う。竹かご船よりも遙かに大きい。船の先がギュッと空に向かって伸びている。
この竹船が浜辺に何十艘と並んでいる。これは壮観である。今日はスケッチしている時間はない。できるだけ写真を撮っておく。強い太陽の下では陰が極端に暗くなる。コントラストの強い写真になるだろう。
沖から漕ぎ帰って来た船があった。二人の男性の漁師が漕いでいる。砂浜が近づいた。すると女性が砂浜に降りてきて、船に向かっている。やがて船が砂浜に着くと女性は海に足を付けて、二人の男性と一緒に船を押し始めた。どうも船を回転させながら、砂浜の空いている空間に上げようとしている。全力で押している。数回転して船は砂浜に上げられた。
今度は女性が持ってきていたアイスボックスを開けると、漁師が今日の収穫の魚をアイスボックスに開ける。たくさんのイトヨリやアジがあった。家内は興味深げにのぞき込んでいる。女性がアイスボックスを持って浜から村に戻っていく。
我々も戻ることにした。浜辺の階段を上ると、細かなタイルで魚のレリーフがあったり、大きな女性の顔など、たくさんの絵が描かれている。ダナンと同じような竹かご船も通り沿いの家に並べてあり、その船にも大きな絵が描かれていたりする。
気持ちのよい明るい太陽が照っている。幸い、まだ暑くはない。観光客も数組来ている。かなりの家が喫茶や食べ物をやっている。どうもこの村おこしの企画は成功しているようだ。韓国の芸術家もなかなかやるものである。
暫く行くとジャックチャンのSea Houseという民宿風の家もあり、泊まってみたい気がする。ぷらぷらと歩いてタクシーのところに戻ると、運転手が喫茶店で飲んでいる。我々もそこに入りコーラを飲む。乾いた喉にうまい。運転手の分も払ってやり帰路についた。久しぶりにハンバーガーが食べたくなり、ロッテリアに行ってもらう。韓国人のグループが入っている。韓国の人はベトナム中にいる。韓国企業はベトナムで様々な取り組みをしており、この人たちも観光客ではない。このあたりに韓国企業が操業しているのだろうか。
ホテルに戻り、荷物を部屋から取ってチェックアウトする。行きは駅から歩いたが、疲れたのでタクシーで。駅に着くと小さな待合い所に数人の人がいる。プリントしたA4版の切符を見せて確認する。ここで待てと言われる。15分遅れでホーム入り口が開き、20分遅れで列車は出発した。昼の12時過ぎなのでベトナム人のお昼寝の時間である。リクライニングで横になっている人が多い。この列車はサイゴンからハノイまでの特急でダナンまでノンストップである。1時間半でダナン駅に到着し、タクシーで我が家に戻った。
「何もない」と言われていたタムキーだが、どっこい我々にはとても面白い充実した2日間だった。汽車の旅にすっかり魅せられた。今度はフエまで列車で行こうと家内と相談している。
ホテルに帰り、一休みをしてタンターン村に行ってみることにした。タンターン村は韓国の芸術家が漁村の壁にフレスコ画を描き、これが観光資源になっているという村である。村は中心街より7キロほど離れているので、タクシーを拾う。タクシーで約23万ドンになる。これだけ走るとタクシーは待っていてくれる。待っている間も待ち料金をメーターは弾いているのだが、待ち料金は驚くほど安い。
タクシーは街の北端に駐車した。ここから南に向かって歩く。なるほどフレスコ画が壁に大きく描かれている。韓国の女性、動物、バナナなど色々な物が描かれている。楽しい村である。
途中から道を外れて浜辺に出る。浜辺の家では、太刀魚を捌いて、干している。干物にするのだろうか。 白い砂浜の長い、美しい砂浜である。漁船がたくさん泊まっている。古い漁船が砂浜に打ち捨てられており、それを見ると竹で編んだ漁船である。竹で編んだ本体の上に厚い塗装がしてある。これはダナンの丸い竹かご船と一緒だが、いかんせん形がまったく違う。竹かご船よりも遙かに大きい。船の先がギュッと空に向かって伸びている。
この竹船が浜辺に何十艘と並んでいる。これは壮観である。今日はスケッチしている時間はない。できるだけ写真を撮っておく。強い太陽の下では陰が極端に暗くなる。コントラストの強い写真になるだろう。
沖から漕ぎ帰って来た船があった。二人の男性の漁師が漕いでいる。砂浜が近づいた。すると女性が砂浜に降りてきて、船に向かっている。やがて船が砂浜に着くと女性は海に足を付けて、二人の男性と一緒に船を押し始めた。どうも船を回転させながら、砂浜の空いている空間に上げようとしている。全力で押している。数回転して船は砂浜に上げられた。
今度は女性が持ってきていたアイスボックスを開けると、漁師が今日の収穫の魚をアイスボックスに開ける。たくさんのイトヨリやアジがあった。家内は興味深げにのぞき込んでいる。女性がアイスボックスを持って浜から村に戻っていく。
我々も戻ることにした。浜辺の階段を上ると、細かなタイルで魚のレリーフがあったり、大きな女性の顔など、たくさんの絵が描かれている。ダナンと同じような竹かご船も通り沿いの家に並べてあり、その船にも大きな絵が描かれていたりする。
気持ちのよい明るい太陽が照っている。幸い、まだ暑くはない。観光客も数組来ている。かなりの家が喫茶や食べ物をやっている。どうもこの村おこしの企画は成功しているようだ。韓国の芸術家もなかなかやるものである。
暫く行くとジャックチャンのSea Houseという民宿風の家もあり、泊まってみたい気がする。ぷらぷらと歩いてタクシーのところに戻ると、運転手が喫茶店で飲んでいる。我々もそこに入りコーラを飲む。乾いた喉にうまい。運転手の分も払ってやり帰路についた。久しぶりにハンバーガーが食べたくなり、ロッテリアに行ってもらう。韓国人のグループが入っている。韓国の人はベトナム中にいる。韓国企業はベトナムで様々な取り組みをしており、この人たちも観光客ではない。このあたりに韓国企業が操業しているのだろうか。
ホテルに戻り、荷物を部屋から取ってチェックアウトする。行きは駅から歩いたが、疲れたのでタクシーで。駅に着くと小さな待合い所に数人の人がいる。プリントしたA4版の切符を見せて確認する。ここで待てと言われる。15分遅れでホーム入り口が開き、20分遅れで列車は出発した。昼の12時過ぎなのでベトナム人のお昼寝の時間である。リクライニングで横になっている人が多い。この列車はサイゴンからハノイまでの特急でダナンまでノンストップである。1時間半でダナン駅に到着し、タクシーで我が家に戻った。
「何もない」と言われていたタムキーだが、どっこい我々にはとても面白い充実した2日間だった。汽車の旅にすっかり魅せられた。今度はフエまで列車で行こうと家内と相談している。
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