2017年10月18日水曜日

ジャックフルーツの解体

 我が家の庭にはジャックフルーツの木が3本ある。その一本に今年は大きな実が3つも実った。既に二つは食べたのだが、3つ目を一昨日、庭師さんが切ってくれ、「2日ほど置いたら開けて食べて下さい」と言って庭のテーブルに置いていった。
 このところ授業の準備も忙しく、放っておいたら、今朝、彼が来てくれ二人で開けることになった。ジャックフルーツの解体は2度ほどやって、大変なのが分かっていたので、これは助かった。
 とにかく大きな実で長さは60cm以上、重さはなかなか持つのが大変である。これを我が家の二人だけではとても食べられない。おじさんに我が家は6分の1でよいからと話して、彼を何とか説得し、残りは彼に持って行って貰うことにした。
 さてその上で解体に入る。実は大きなテーブルの上に段ボールを敷いて「まな板」の代わりにする。ジャックフルーツの樹液は大変に粘性があり、いちど何かに付くとなかなか落とせない。いつまでもベタベタしている。実からは大変に甘い香りが既に漂っている。
 庭師はまず実を上から3分の1ぐらいで輪切りにする。その上で、今度は小生がその上の部分を半分に縦に切る。そして庭師が真ん中の芯を切り取り、最後は私が手で実を掘り出していく。食べられる実の塊は長さ10センチ位の細長いテープの集合体のなかに埋もれているので、それを探してテープの中から掘り起こすように取っていく。 庭師が上手に切っておいてくれたので、今回はとても掘り出しやすい。前回自分でやったときは死ぬ思いだった。
 そして取り終えた実がサラダ用の深い皿に一杯になる。自分では5つも食べたら、もう腹一杯である。今日の午後は家内の授業があり、一緒に出かけて大学の国際部のベトナム人の皆さんに届けたら、大変に喜んでくれた。
 最後にノウハウを一つ。ジャックフルーツの樹液は大変に粘性が高い。実を切った包丁もアクでドロドロになって始末に負えない。庭師はガソリンで洗えというが、包丁はガソリンで洗いたくない。私の編み出した方法は、1)ハンドソープで一度よく洗う。ただしこれだけではなかなか落ちないので、スプーンでソープと一緒にそぎ落とす。2)残ったアクには沸騰したお湯をかけると嘘のように落ちる。

0 件のコメント:

コメントを投稿