2017年8月11日金曜日

ダナンの上水道 (1)

 このところダナンのインフラ投資のことを調べています。都市化は経済発展に非常に大事なことですが、その範囲があまりに多岐に亘るので、とても簡単にはいきません。しかしダナンに来て日本では当たり前と思っていたインフラ投資が如何に重要か、開発経済を考えるとダナンにいる間にゆっくりと研究しても良いなと思い始めています。

 まずは上水道ですが、ダナンには現状では3つの浄水場があります。(世銀のレポート、P80)。3浄水場を併せた能力は155,000㎥。ただし実働の能力は130,000-140,0000㎥, 最大の浄水場は, Cau Do Water Supply Plantで120,000㎥、Airport浄水場が30,000㎥、そしてSon Tra浄水場が5,000㎥となっています。
 市内の上水道の普及率は中心部のHai Chau、およびThan Khe地区で98%、残りの6地区で89%となっています。(JICA 2016年レポート、P4-10)。
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 ダナンについては現在の上水道の普及率はかなり高いということですが、今後については能力の強化が必要でしょう。ちなみに人口が近い京都市の供給力は771,000㎥となっています。これはダナンの5倍弱あることになりますから、ダナン市にとって強化策が求められるわけです。
 これについては更に多くの資料があるので、また読んでまとめてみます。

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JICAのレポートは以下の文献の日本語版
1) ベトナム国ダナン市都市開発マスタープラン調査 最終報告書/要約 (2010)
2)ダナン市における持続的・統合的な都市開発に係る情報収集・確認調査 最終報告書/本編(2016)
世銀のレポートは以下の文献
3) World Bank: DANANG SUSTAINABLE CITY DEVELOPMENT PROJECT (Loan No. 5233-VN) UPDATED ENVIRONMENTAL MANAGEMENT PLAN REPORT (2016)

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