2017年8月11日金曜日

ベトナムでのスタディ・アブロード・プログラム

 ダナンの私立大学であるユイタン大学の国際交流担当者から面白い問い合わせを受けました。ユイタン大学はアメリカの大学と開設している英語での4年生コースに日本人学生を呼べないかという問い合わせです。このコースでは4年間で米国の大学の学位が取れる。学費は米国に行く何分の1かで済む。生活費も同様という訳です。講師の4割は外国人、ベトナム人の先生も海外で学位を取得している。
 最初は驚いて、日本人を呼ぶのは難しいかもと答えたのですが、先方はもう一つアイディアを出して来られました。
 それは、4年が無理であれば、1年間のスタディ・アブロード・プログラムはどうでしょうか、というものです。私はこれは可能性があると思いました。
 今、日本では私立大学を中心に海外で1年間勉強をするというプログラムが増えています。悩みはコストです。今回の話では授業料と寮費込みで日本円で約50万円です。
 もちろん現状では学生はほとんどがベトナム人と若干の外国人とのことでこの点は文化の多様性は今一つにしても以下のようなポジティブなことも考えられます。
・経済的な負担は少ない。
・ベトナムは犯罪が少ない。テロはない。交通事故は細心の注意が必要ですが。
・ベトナム人の学生、特に英語コースに入学する学生はそこそこ英語は話せる。日本人と良い勝負か、少し上ではないか。
・ベトナム語の勉強やベトナム文化、あるいは周りのASEANを見ることはできる。
 もちろん学生の安全・生活指導は徹底する必要がありますし、先方の受入体制を慎重に精査する必要はありますが、一考に値するかもしれません。

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